森林を扱う業種として、林業と公務に分かれます(日本標準産業分類)。
何を目的として、何をするかというと、 林業の場合は、生活のために木を切ります。 公務の場合は、最近は大きく分けて3つになると思います。
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生活の安定のため、森林の維持および育成を行い、森林の持つ公益的機能(水源涵養機能など)を高める
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経済発展のため、森林の維持および育成を行い、林業を振興する
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森林による被害の軽減のため、森林を部分的に無くす
1と2は森林を人の役に立てていく、という視点ですが、 3は森林が人に害を与えるので排除していくという視点です。 3は道路沿いや人家裏など、木が倒れた時に大きな被害が発生しうる場所の木を無くす作業が多いです。
どの目的をメインで実施しているのかは 組織によって大きく異なり、 林野庁では1と2を実施しています(特に2)。 地方自治体では1と2に加えて、3を実施しているところも多いです。
個人的には 3が大きく注目されると、 森林に対するネガティブなイメージが強くなりそうで、心配しています。