航空レーザの等高線DXFファイルをSHPに一括変換

航空レーザで取得した等高線はDXFファイルとなっています。

DXFではGISで使いにくいため、SHPに変換します。

QGISで等高線を表示

ただし、 QGISの「ベクタレイヤをマージ」で一括変換しようとすると、途中でエラーとなるため、 QGISの「pythonコンソール」を用いて変換します。

ちなみにエラーとなるのは、等高線のdxfにはポイントやライン、ポリゴンのデータが含まれていますが、 shpはこれら３種のうち１種類しか保存できないためです。

そこで、 dxfのうちラインのみをshpに変換します。

手順

QGISの「プラグイン」＞「pythonコンソール」に以下を貼り付け

pythonコンソールにある、「エディタの表示」でエディタを表示させて、以下を貼り付け。実行ボタンをクリック

 1
 2
 3
 4
 5
 6
 7
 8
 9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34


# 数値地図の等高線dxfをshpに変換する

import os
import glob
import processing

dxf_path = "X:\\home\\Documents\\dxfs"  # dxfが保存されたフォルダを指定 
dxf_file_list = glob.glob(os.path.join(dxf_path,"*.dxf"))

# 出力ファイルのカウント
file_number = 1
total_file_number = len(dxf_file_list)

for filename in dxf_file_list:
    input_filename = os.path.basename(filename)
    output_filename = os.path.splitext(os.path.basename(filename))[0] + ".shp"
    
    # dxfのうち、ラインのみ読み込み
    uri = str(filename) + "|layername=entities|geometrytype=LineString"
    vlayer = QgsVectorLayer(uri, "contour", "ogr")
    
    if not vlayer.isValid():
        print("Contour layer failed to load!")
        
    # Z値を等高線に入れつつ、シェープに変換
    processing.run("native:extractzvalues", {
        'INPUT':vlayer,
        'SUMMARIES':[0],
        'COLUMN_PREFIX':'ele',
        'OUTPUT':os.path.join(dxf_path,output_filename)
    })
    
    print(file_number,"/",total_file_number,"個のファイルを出力しました。")
    file_number += 1